Top >  ◆カラーマネージメント

◆カラーマネージメント

前述したWYSIWYGとも関連するが、カラー対応とその後の進化においてDTPを普及させた、そして現在その特徴のようにも捉えられているもののひとつに、カラーマネージメント(色の管理)がある。モニタ画面の出力の色彩と、プリンタ出力の色彩、そして最終的な印刷物の色彩に整合性を持たせることは、極めて困難なことであった。

第一には、それらの出力機器の原理が異なっているためであり、そのためDTPに係わる者は心を砕くこととなった。作業するための画面(CRT、LCD)表示はRGBカラーであるし、校正のためのプリンタは(レーザーの場合)CMYKカラーのトナー(粉末)、最終的な完成品となる印刷機はCMYK(さらに特色を使用することも少なくない)のインクである状況では、それぞれの色彩を合わせるのは困難を極める。

また、同じ原理で動作している装置であっても、メーカーごと、あるいは個体差、経年変化、湿度や温度(気温、機械内の温度)によって出力結果は異なる。先進的と言われる現場では、カラープロファイルを使って色の管理を図り、非PSのカラープリンタでも色校正ができるようなワークフローを確立しつつある。

カラーマネージメントというのは、なまじ画面やプリンタでカラー出力ができるようになったため発生してきた問題とも言える。これを解消するために用いられているのが、ウィリアム・シュライバーの開発した色管理システムである。1985年に成立したシュライバー特許により、その後のカラープロファイル技術は支えられている。 また、MacにおいてはAppleのColorSyncにより、優れたカラーマネージメントが行えます。

 <  前の記事 「Mac組版」の興隆  |  トップページ  |  次の記事 日本のDTPにおけるOCFフォント  >