フォントとdtp

DTP (Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)とは、日本語で机上出版を意味します。 書籍、新聞などの編集で割り付けなどの作業をコンピュータ上で作業し、プリンターで出力することです。 1986年にAldus社(アルダス)の社長ポール・ブレイナードが提唱した言葉です。 フォントとは、コンピュータ画面に表示したり、紙面に印刷したりするために利用できるようにした書体データを意味します。

自動組版の方法としては・・・

レイアウト指定のないデータに、如何にして、レイアウトを付加するのか。
付加されるレイアウトが定形レイアウトなのか、非定形レイアウトなのか。
文字の大きさや色などを部分的に変えたりする場合の方法は。

といった、レイアウト、文字属性設定への対処方法と、データベースのデータのように、項目に対して、属性を持たせられないデータ。
XMLデータのように、タグに対して、属性を持たせられえるデータ。
の2種類の入稿データへの対処方法ということの考え方の違いにより、アプリケーションベンダー各社で異なった実現方法となっている。

このようなデータベースやXMLのデータが、データベースやXMLデータとして蓄積保存される価値があるデータとして成立するのに対して、そこまでは利用しないが、データ量としては大きい、あるいは、一時入力では、データベース化するまでの資力がないといったような様々な要因から、データベースやXMLにならないデータに対する自動組版ということも、一方では潜在化した需要として存在する。 この用途に対して、従来の専用組版システム(電算写植)で用いられた「バッチ・コマンド組版」を、DTPソフト上で実現しようとする考え方があり、開発あるいは販売されている。

コマンド組版をDTPで実現しようとする場合、従来の専用組版システムのコマンドそのものの動きをDTPソフトで実現しようとする考え方(移植)をとり開発を行ったベンダーがあったが、結局、この方法は旨く行かなかったようである。DTPソフトと専用組版ソフトでは制御方法の考え方が基本的に異なるので無理であったと推測される。

もうひとつのコマンド組版の実現方法として、DTPソフトが持っている機能をコマンド化するということが考えられる。細かな組版機能は専用組版ソフトを移植するような上記の形での実現方法に比べれば、劣るが、そもそもが基本DTPソフトの機能の枠内での実現となるので、実用使用では問題はないと思える。

DTPソフトを自動組版のエンジンとして使用することにより、従来の方式でのDTPでの制作と自動処理での制作のワークフローがシンプルとなるばかりか、オペレータに対する作業負荷が軽減されるという効果も期待できる。

自動組版

QuarkXPressやInDesignなどのDTPソフトが、一ページのレイアウト・デザインに重きを置き、一ページの制作費用を比較的高く設定できる環境での使用から、ページ物印刷での組版作業という環境で使用され始めると、生産性というWYSIWYG方式でのDTPの基本的な要素と矛盾する要求を満足させる必要性が出てきた。

また、印刷する内容(ソースデータ)も、紙での原稿入稿から、テキストデータファイルやスプレッドシートファイルのような電子媒体での入稿にシフトし、多種類のデータフォーマットの取り込みを行わなければならなくなった。このような、電子媒体でのデータが一般的になると、インターネットやCD-ROMなど多種類の表示方法の普及にともない、紙への印刷という範疇を超えて、データの互換性・再利用性の問題から、TeXのように組版を意識したマークアップデータ構造のデータから、SGMLやXMLのような意味性に重きを置いたマークアップデータ構造によるデータ入稿が、印刷クライアントからの要求として印刷会社に求められるようになった。

このような背景から、大量の電子媒体データから、人手を省力化でき、生産性を高めることの出来る自動組版処理の機能をDTPソフトに付加することが課題となって登場した。

QuarkXPressやInDesignなどは、Xtention,Plug-In等という形で、DTPソフトの機能拡張を可能としているほか、AppleScriptやVBScriptなどでDTPソフトが内蔵する機能を外部から利用する手段も公開し、第三書の各種の利用に供している。

これらのDTPソフトの公開機能を使用して、様々な「自動組版処理」のアプリケーションが開発され販売されている。

オープンソース DTP

サーバーの世界ではLinuxに代表されるオープンソースのソフトウェアが伸長し、デスクトップPCにも次第に進出しつつある。Apple自身がMac OS Xにもオープンソースを取り入れるなどしている中、DTPにおいて、これはさほど目立った動きではない。しかし、まずは大規模に組版を行っている会社(印刷会社など)向けに、協調作業用のファイルサーバーとしてLinuxサーバーが導入されつつある。

レイアウトソフトとしては、アスキーが自社向けに開発し、後に無償公開したEditor's Work Bench(EWB)が挙げられる。これはFreeBSDやLinuxなどUNIX系OS上で動作する、TeXをベースにした組版システムで、編集者(Editor)の作業による高速組版を念頭に置いている。バッチ処理を得意とするため、定型パターンの繰り返しとなる書籍やマニュアル類などに威力を発揮する(一方で、WYSIWYGな操作性が要求されるような、不定形の誌面構成の書籍には向かない)。現在のところ、強力なアプリケーション、たとえばAdobe Illustratorに相当するようなベクトルグラフィックツールなどが無いことから、オープンソースのみで固めたDTPシステムの構築は難しいと言える。そうした状況のため目立った動きは無いが、他の分野での実績から考えると無視できない存在であろう。

進みはじめたMac OS Xへの移行

Apple社は従来のMac OS 9から、Mac OS Xへの移行を進め、イベントにおいてMac OS 9の埋葬という演出までしてユーザーに新OSへの移行を奨めていたが、(アメリカにおいても)印刷・出版業界においてはなかなかそれは進まなかった。その最大の理由はQuarkXPressがMac OS Xに対応していなかったことと言われていた。現在ではQuarkXpress 6.5が対応しているが、Mac OS Xに移行するということは高機能で自由度が高いInDesignへの移行と同義になりつつあり、OpenType ProフォントやPDF導入によるコスト削減とともに移行が進みはじめている。

WindowsDTPの台頭

DTPにおいては、世界のオペレーティングシステム市場の9割を占めるWindowsではなく、Macintoshが圧倒的シェアを占めている。その要因としては、多くのDTPソフトがまずMacintosh向けに作られたことなど、DTPに使うための環境が整っていたことが挙げられる。

WindowsのDTPではTrueTypeフォントが使われることが多いが、スプライン曲線を使うTrueTypeは、ベジェ曲線を使うPostScriptフォントに比べ多彩な曲線の表現において見劣りがした点や、無数のTrueTypeフォントが乱立しデファクトスタンダードとなるフォントベンダーが出現しなかった点(これにより、データの標準化が困難となる)、ほかにも様々な要素がある。

しかし顧客の要望がMicrosoft Wordで作成したビジネス文書を印刷する、というものであるとすれば、印刷会社が「それはDTPではないので、うちではできない」と言うことはできない。印刷会社がWindows対応をしていく中、Windows向けDTPソフトも次第に充実していった。ただし、同じアプリケーションでも完全な互換性が確保できず、Windows版で作ったデータをMacintosh版で開くと文字がずれているなどの現象が時におきていた。それには(特に日本では)なによりもフォントの問題が係わっていた。WindowsとMacintoshでは採用している文字セットが異なるため、特に英数字や外字において完全な互換性を維持できなかったのである。また、横組みでは問題なくとも縦組みの箇所のみ画面表示に問題がある、などの例もあった。

和文フォントのトップベンダーとなっていたモリサワからはViewフォントと呼ばれる、Windows上で組版をする際に同社のPostScriptフォントを指定できるフォントが販売されて一定の支持を受けていたが、英数字などの互換性がないという問題があった。

しかし昨今においては、OpenTypeフォントと、それに対応したレイアウトソフトの登場によって新しい状況が生まれつつある。その急先鋒はAdobe社のInDesignである。いち早くOpenTypeに完全対応したこのアプリケーションは、同じバージョンで同じOpenTypeを使っている限り、Windows版とMacintosh版で完全な互換性があり、OpenTypeの各機能を扱えることや、同社のAdobe IllustratorやAdobe Photoshopなどとの操作感やファイルの共通性を武器に市場占有率を拡大していった。

新たにDTP部門を立ち上げるなど新規の設備投資においては、Windows版が伸びている。現に、地方自治体による市政だよりなどの内製化においては、WindowsとMacintosh間における文字セットの差異の問題、異なるOSを並行稼動させるコスト・スキルの問題などのためにWindows版が主に導入されている。

現在MacintoshDTPとの比較において、唯一の欠点がカラーマネージメントの歴史が浅くカラーマネージメント対応製品も多くない、そもそもデバイスの種類が多すぎてプロファイル管理が難しいなどの問題である。そのため品質が求められる高級印刷物などでWindowsが用いられることはない。ただし、これもIndesignやPhotoshop、Illustratorに搭載されているAdobe Color Engine(ACE)を利用したワークフローを構築すれば解決する問題であり、またCMYKの数値が印刷物でどのように表現されるかを、「勘」「感覚」によって作業するオペレータも少なくないため、カラーマネージメントそのものを重視しない(利用しない)ケースも散見される。

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フォントとdtpのおすすめ!

自動組版の方法としては・・・

レイアウト指定のないデータに、如何にして、レイアウトを付加するのか。
付加されるレイアウトが定形レイアウトなのか、非定形レイアウトなのか。
文字の大きさや色などを部分的に変えたりする場合の方法は。

といった、レイアウト、文字属性設定への対処方法と、データベースのデータのように、項目に対して、属性を持たせられないデータ。
XMLデータのように、タグに対して、属性を持たせられえるデータ。
の2種類の入稿データへの対処方法ということの考え方の違いにより、アプリケーションベンダー各社で異なった実現方法となっている。

このようなデータベースやXMLのデータが、データベースやXMLデータとして蓄積保存される価値があるデータとして成立するのに対して、そこまでは利用しないが、データ量としては大きい、あるいは、一時入力では、データベース化するまでの資力がないといったような様々な要因から、データベースやXMLにならないデータに対する自動組版ということも、一方では潜在化した需要として存在する。 この用途に対して、従来の専用組版システム(電算写植)で用いられた「バッチ・コマンド組版」を、DTPソフト上で実現しようとする考え方があり、開発あるいは販売されている。

コマンド組版をDTPで実現しようとする場合、従来の専用組版システムのコマンドそのものの動きをDTPソフトで実現しようとする考え方(移植)をとり開発を行ったベンダーがあったが、結局、この方法は旨く行かなかったようである。DTPソフトと専用組版ソフトでは制御方法の考え方が基本的に異なるので無理であったと推測される。

もうひとつのコマンド組版の実現方法として、DTPソフトが持っている機能をコマンド化するということが考えられる。細かな組版機能は専用組版ソフトを移植するような上記の形での実現方法に比べれば、劣るが、そもそもが基本DTPソフトの機能の枠内での実現となるので、実用使用では問題はないと思える。

DTPソフトを自動組版のエンジンとして使用することにより、従来の方式でのDTPでの制作と自動処理での制作のワークフローがシンプルとなるばかりか、オペレータに対する作業負荷が軽減されるという効果も期待できる。

DTP (Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)とは、日本語で机上出版を意味します。 書籍、新聞などの編集で割り付けなどの作業をコンピュータ上で作業し、プリンターで出力することです。 1986年にAldus社(アルダス)の社長ポール・ブレイナードが提唱した言葉です。 フォントとは、コンピュータ画面に表示したり、紙面に印刷したりするために利用できるようにした書体データを意味します。


フォントとdtp Pick Up!

QuarkXPressやInDesignなどのDTPソフトが、一ページのレイアウト・デザインに重きを置き、一ページの制作費用を比較的高く設定できる環境での使用から、ページ物印刷での組版作業という環境で使用され始めると、生産性というWYSIWYG方式でのDTPの基本的な要素と矛盾する要求を満足させる必要性が出てきた。

また、印刷する内容(ソースデータ)も、紙での原稿入稿から、テキストデータファイルやスプレッドシートファイルのような電子媒体での入稿にシフトし、多種類のデータフォーマットの取り込みを行わなければならなくなった。このような、電子媒体でのデータが一般的になると、インターネットやCD-ROMなど多種類の表示方法の普及にともない、紙への印刷という範疇を超えて、データの互換性・再利用性の問題から、TeXのように組版を意識したマークアップデータ構造のデータから、SGMLやXMLのような意味性に重きを置いたマークアップデータ構造によるデータ入稿が、印刷クライアントからの要求として印刷会社に求められるようになった。

このような背景から、大量の電子媒体データから、人手を省力化でき、生産性を高めることの出来る自動組版処理の機能をDTPソフトに付加することが課題となって登場した。

QuarkXPressやInDesignなどは、Xtention,Plug-In等という形で、DTPソフトの機能拡張を可能としているほか、AppleScriptやVBScriptなどでDTPソフトが内蔵する機能を外部から利用する手段も公開し、第三書の各種の利用に供している。

これらのDTPソフトの公開機能を使用して、様々な「自動組版処理」のアプリケーションが開発され販売されている。

サーバーの世界ではLinuxに代表されるオープンソースのソフトウェアが伸長し、デスクトップPCにも次第に進出しつつある。Apple自身がMac OS Xにもオープンソースを取り入れるなどしている中、DTPにおいて、これはさほど目立った動きではない。しかし、まずは大規模に組版を行っている会社(印刷会社など)向けに、協調作業用のファイルサーバーとしてLinuxサーバーが導入されつつある。

レイアウトソフトとしては、アスキーが自社向けに開発し、後に無償公開したEditor's Work Bench(EWB)が挙げられる。これはFreeBSDやLinuxなどUNIX系OS上で動作する、TeXをベースにした組版システムで、編集者(Editor)の作業による高速組版を念頭に置いている。バッチ処理を得意とするため、定型パターンの繰り返しとなる書籍やマニュアル類などに威力を発揮する(一方で、WYSIWYGな操作性が要求されるような、不定形の誌面構成の書籍には向かない)。現在のところ、強力なアプリケーション、たとえばAdobe Illustratorに相当するようなベクトルグラフィックツールなどが無いことから、オープンソースのみで固めたDTPシステムの構築は難しいと言える。そうした状況のため目立った動きは無いが、他の分野での実績から考えると無視できない存在であろう。

Apple社は従来のMac OS 9から、Mac OS Xへの移行を進め、イベントにおいてMac OS 9の埋葬という演出までしてユーザーに新OSへの移行を奨めていたが、(アメリカにおいても)印刷・出版業界においてはなかなかそれは進まなかった。その最大の理由はQuarkXPressがMac OS Xに対応していなかったことと言われていた。現在ではQuarkXpress 6.5が対応しているが、Mac OS Xに移行するということは高機能で自由度が高いInDesignへの移行と同義になりつつあり、OpenType ProフォントやPDF導入によるコスト削減とともに移行が進みはじめている。

DTPにおいては、世界のオペレーティングシステム市場の9割を占めるWindowsではなく、Macintoshが圧倒的シェアを占めている。その要因としては、多くのDTPソフトがまずMacintosh向けに作られたことなど、DTPに使うための環境が整っていたことが挙げられる。

WindowsのDTPではTrueTypeフォントが使われることが多いが、スプライン曲線を使うTrueTypeは、ベジェ曲線を使うPostScriptフォントに比べ多彩な曲線の表現において見劣りがした点や、無数のTrueTypeフォントが乱立しデファクトスタンダードとなるフォントベンダーが出現しなかった点(これにより、データの標準化が困難となる)、ほかにも様々な要素がある。

しかし顧客の要望がMicrosoft Wordで作成したビジネス文書を印刷する、というものであるとすれば、印刷会社が「それはDTPではないので、うちではできない」と言うことはできない。印刷会社がWindows対応をしていく中、Windows向けDTPソフトも次第に充実していった。ただし、同じアプリケーションでも完全な互換性が確保できず、Windows版で作ったデータをMacintosh版で開くと文字がずれているなどの現象が時におきていた。それには(特に日本では)なによりもフォントの問題が係わっていた。WindowsとMacintoshでは採用している文字セットが異なるため、特に英数字や外字において完全な互換性を維持できなかったのである。また、横組みでは問題なくとも縦組みの箇所のみ画面表示に問題がある、などの例もあった。

和文フォントのトップベンダーとなっていたモリサワからはViewフォントと呼ばれる、Windows上で組版をする際に同社のPostScriptフォントを指定できるフォントが販売されて一定の支持を受けていたが、英数字などの互換性がないという問題があった。

しかし昨今においては、OpenTypeフォントと、それに対応したレイアウトソフトの登場によって新しい状況が生まれつつある。その急先鋒はAdobe社のInDesignである。いち早くOpenTypeに完全対応したこのアプリケーションは、同じバージョンで同じOpenTypeを使っている限り、Windows版とMacintosh版で完全な互換性があり、OpenTypeの各機能を扱えることや、同社のAdobe IllustratorやAdobe Photoshopなどとの操作感やファイルの共通性を武器に市場占有率を拡大していった。

新たにDTP部門を立ち上げるなど新規の設備投資においては、Windows版が伸びている。現に、地方自治体による市政だよりなどの内製化においては、WindowsとMacintosh間における文字セットの差異の問題、異なるOSを並行稼動させるコスト・スキルの問題などのためにWindows版が主に導入されている。

現在MacintoshDTPとの比較において、唯一の欠点がカラーマネージメントの歴史が浅くカラーマネージメント対応製品も多くない、そもそもデバイスの種類が多すぎてプロファイル管理が難しいなどの問題である。そのため品質が求められる高級印刷物などでWindowsが用いられることはない。ただし、これもIndesignやPhotoshop、Illustratorに搭載されているAdobe Color Engine(ACE)を利用したワークフローを構築すれば解決する問題であり、またCMYKの数値が印刷物でどのように表現されるかを、「勘」「感覚」によって作業するオペレータも少なくないため、カラーマネージメントそのものを重視しない(利用しない)ケースも散見される。